①卵巣類内膜癌におけるヒストンメチル化酵素EHMT2の治療標的の可能性。卵巣類内膜癌におけるEMHT2の発現上昇が認められ、ノックダウン、EHMT2阻害剤を卵巣類内膜癌に添加すると炎症性マーカーが上昇してアポトーシス誘導性の細胞増殖抑制が認められた。②子宮体癌におけるヒストンメチル化酵素PRMT6の検討:子宮体癌はPRMT6のmRNA発現量が高値で、予後と負の相関を示した(p<0.01)。ChIP-seqではヒストン修飾を介して複数の癌関連転写因子やインターフェロン因子を調節していることが明らかになった。またヒストンH3R2メチル化とヒストンH3K27 アセチル化の関連が認められた。
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