• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

妊娠高血圧症候群の病態形成に対するトロホブラスト由来exosomeの関与

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K09781
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

松原 圭一  愛媛大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (80263937)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード妊娠高血圧症候群 / エクソソーム / 絨毛細胞 / 高血圧
研究成果の概要

絨毛外栄養膜細胞(EVTs)から上清に放出されたexosomeをExoQuick-TCで抽出することができた。EVTsにおけるHMGA1は胎盤形成に関与し,妊娠高血圧症候群(HDP)患者由来EVTsでは細胞外に放出され遠隔臓器に運搬されることによって病態形成に関与している。抽出したexosomeに対してproteosome assayを行ったところHMGA1蛋白の発現が増加していた。さらにPrincipal component分析・Protein-protein interaction ネットワーク解析によって複数個のハブ蛋白がHDPの病態形成に関与していることを発見した。

自由記述の分野

周産期医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によってHMGA1が妊娠高血圧症候群の病態形成に重要な役割を果たしていることが分かった。さらにHMGA1は絨毛細胞の核から細胞質内・細胞外に放出されて病態形成に関与していることがわかった。これは世界的にも報告のない発見であり,学術的に非常に重要な意味を持つ。
HMGA1が妊娠高血圧症候群の病態形成に関与しており,特にHMGA1の核外そして細胞外への放出が重要であり,この過程をdeoxycholic acid(DCA)がWNT/Cat系を介して促進することが分かった。従って,これらの作用をさらに解析することによって病態改善の手段を手に入れることができるかもしれない。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi