研究課題
本研究は、染色体数的異常胚の出現に影響する暴露要因を解明するために、廃棄する胚盤胞から生検した試料を網羅的染色体解析(PGT-A)して 正倍数体胚、染色体数的異常胚、モザイク胚の出現率を算出し、様々な要因(卵巣刺激方法、 採卵方法、生検方法、治療歴、臨床的背景など)との因果関係を調査している。2021年度は、タイムラプスモニタリングによって検出される初期分割不良と胚盤胞到達後の正倍数率について追加解析を行い、共同研究先による学会発表や論文投稿に至った。また、PGT-Aの解析におけるノイズの発生要因について追加解析を行い、バイオプシー技術に影響される事を検討した。その結果、生検細胞数を増やす事、生検細胞の洗浄とチュービング、胚の形態による選別により、ノイズの発生を軽減できる可能性が示された。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件)
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