研究課題/領域番号 |
19K09796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
三橋 暁 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (40302541)
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研究分担者 |
羽生 裕二 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (40816162)
安西 尚彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70276054)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 子宮体癌 / 肥満 / メトホルミン / インスリン抵抗性 / 癌代謝 |
研究成果の概要 |
糖尿病治療薬メトホルミンは、子宮体癌に対し増殖抑制効果が得られている。そこで、子宮体癌培養細胞株にメトホルミンを添加し、マイクロアレイで遺伝子発現変化を検討した。メトホルミン添加でGIF、FAM20A、CDRT15、BACH2での発現増加、SLC12A7、C8orf37-AS1、ZCCHC1での発現低下が認められた。メトホルミンの作用に一定の知見を得ることができたが、代謝に関連する共通の遺伝子発現変化は確認できなかった。 今回、ゲノム編集を利用した機能喪失スクリーニングでは、子宮体癌に関連する代謝異常は同定できなかった。子宮体癌発癌や増殖に代謝異常が関与している可能性はあり、今後検討を続ける。
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自由記述の分野 |
子宮体癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満や糖尿病とも関連し子宮体癌が増加傾向にあるが、癌における糖代謝、アミノ酸代謝と増殖の関連性を解明することは子宮体癌の予防戦略に結びつく. 本研究では、残念ながら子宮体癌に関連する代謝異常に対し有意な見解を得ることはできなかったが、糖尿病治療薬メトホルミンの体癌に対する作用が推測された。
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