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2020 年度 実施状況報告書

糖尿病の影響を受けた胎児の形態異常に関わる遺伝子のエピゲノム変異に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K09827
研究機関熊本大学

研究代表者

大場 隆  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (50244132)

研究分担者 副島 英伸  佐賀大学, 医学部, 教授 (30304885)
荒木 喜美  熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 教授 (90211705)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード胎児異常 / 糖尿病 / エピゲノム変異 / 尾部退行症候群
研究実績の概要

熊本大学病院産科外来にて妊娠管理を行い、妊娠初期(器官形成期)のHbA1c値が判明している症例で、同周産期母子医療センターで分娩管理を行った耐糖能異常妊娠症例および対照症例について、これまでに35例より研究協力の同意を文書で得た。このうち分娩に至った23例(1型糖尿病8例、2型糖尿病7例、妊娠糖尿病8例)について臍帯血および胎盤の組織を採取した。採取した検体は佐賀大学医学部分子生命科学講座分子遺伝学・エピジェネティクス分野にてDNA, RNAを抽出し同施設にて保存した。
当施設で出産した症例の胎盤は病理組織学的な検討を行い、将来の免疫組織化学的検討が可能な状態で保存している。また母児の診療、検査データは診療録より収集可能な状態にある。これまでに出産した症例の中で周産期死亡に至った例や尾部退行症候群を呈した例はなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2020年度にはほぼ想定通りの同意所得と検体採取を行うことが出来た。新型コロナウイルス感染対策のため、共同研究者である佐賀大学医学部分子生命科学講座分子遺伝学・エピジェネティクス分野との情報交換会議ならびに研究者の交流を行うことができなかった。

今後の研究の推進方策

2021年度にはこれまで通り症例集積を進め対象症例数の目標を40例とする。さらに保存しておいた試料のゲノム、エピゲノム解析を開始し、11月までには一定の結論が出ることを目標とする。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症への対応で、研究計画通りに実施できなかったため。

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公開日: 2021-12-27  

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