研究課題/領域番号 |
19K09840
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
林 琢磨 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 展開医療研究部, 研究室長 (60359726)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | LMP2/b1i / 子宮平滑筋肉腫 / 子宮筋腫 / リッキドバイオプシー |
研究実績の概要 |
研究実績の概要: 臨床組織検体等を用いた研究より、申請者らは、LMP2/b1iの発現消失とCyclin Eの発現増強が子宮平滑筋肉腫の発症あるいは造腫瘍能に関連していることを明らかにした。申請者らは、Caveolin1やCyclin B、Cyclin E、Ki-67とLMP2/b1iとのコンビネーションが、外科的摘出組織やバイオプシーサンプルを用いた免疫組織化学染色法による病理組織学的解析において「子宮平滑筋腫と子宮平滑筋肉腫の鑑別に対する免疫組織化学的バイオマーカー」としての有用性と信頼性(正診率)を有する可能性を示した。ヒト子宮筋腫では、LMP2/b1i陽性、Cyclin E陰性、ヒト子宮肉腫では、LMP2/b1i陰性、Cyclin E陽性である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
おおむね計画通りに進行している: COVID-19のため、令和2年の2月から研究試薬の購入や委託業者との研究が滞っている。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究方針: ディベロプメント・コホート:子宮平滑筋肉腫が疑われて単純子宮全摘出術または単純子宮全摘出術と両側付属器(卵巣)摘出術を受けた子宮間葉性腫瘍患者において、(1) 生存期間、(2) 無再発期間をアウトカムとし、摘出標本の免疫組織化学的バイオマーカー:LMP2/1i, Cyclin B, Cyclin E, Caveolin1, Ki-67を用いた予後予測スコアモデルを構築する。その後、バリデーション・コホート:構築した予後予測モデルの評価を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19のため、令和2年の2月から研究試薬の購入や委託業者との研究が滞っている。
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