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2023 年度 実績報告書

IGF-1とビタミンDによる加齢性嗅覚障害に対する臨床応用への基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K09841
研究機関東京大学

研究代表者

上羽 瑠美  東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (10597131)

研究分担者 上羽 悟史  東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 准教授 (00447385)
近藤 健二  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40334370)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード嗅覚障害 / 加齢 / IGF-1 / VitD
研究実績の概要

最終年度は、嗅神経細胞系の組織学的検証を行った。
若齢群、加齢コントロール群,加齢Vit D投与群,加齢rhIGF-1投与群,加齢rhIGF-1+Vit D投与群で比較した。一般的に、加齢マウスは若齢マウスより成熟嗅神経細胞が減少するが、加齢rhIGF-1投与群と加齢rhIGF-1+Vit D投与群では、加齢コントロール群よりも成熟嗅神経細胞が多く、SOX2陽性嗅覚前駆細胞やGAP43陽性未熟嗅神経細胞も多かった。しかし、Vit D投与群では加齢コントロール群と比較して嗅神経細胞系に有意差を認めなかった。
結果として、IGF-1は加齢による嗅神経細胞系への影響を抑制するが、Vit Dは嗅神経細胞系にとくに影響を及ぼさなかった。RT-PCRの結果と合わせて、加齢マウスへのIGF-1投与は炎症性サイトカインを抑制し、細胞外マトリックスを増加させ、嗅神経細胞系への加齢性障害を緩和させると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] Symposium: Clinical aspects and pathophysiology of olfactory dysfunction in COVID-192024

    • 著者名/発表者名
      Rumi Ueha
    • 学会等名
      67th Korean Rhinological Society Annual Congress
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2024-12-25  

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