研究課題/領域番号 |
19K09844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大島 一男 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (80832930)
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研究分担者 |
太田 有美 大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (00598401)
佐藤 崇 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30756002)
今井 貴夫 奈良県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80570663)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 中耳真珠腫 / 骨破壊 / 破骨細胞 |
研究成果の概要 |
ヒト真珠種検体の単細胞シーケンスを行い、inhibin βA(INHBA)を高発現する 真珠腫特異的な線維芽細胞のsubsetを同定した。次にINHBAの二量体であるactivin Aが破骨細胞分化を促進することをin vitroで確認し、真珠腫モデルマウスで線維芽細胞のINHBAの発現を欠損させることで破骨細胞分化が減少することを確認した。これらのことから、ヒトの真珠腫組織に特異的なactivin A産生線維芽細胞は、局所的な破骨細胞分化を誘導することにより骨破壊を引き起こすことが示唆され、治療ターゲットとなる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
耳科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中耳真珠腫は近接する側頭骨やその内部構造物を溶解しながら進展しする炎症性の疾患だが、骨破壊の機序は明らかになっていない。唯一の治療は外科的な切除だが、未だに有効な保存的治療手段はない。今回、我々は真珠腫線維芽細胞によって局所的な破骨細胞分化が誘導されることを明らかにし、線維芽細胞が保存的治療のターゲットになり得ることを示した。
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