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2022 年度 研究成果報告書

頭頚部癌の頸部リンパ節転移におけるAP-1遺伝子群の役割および機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09851
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

百束 紘  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (80712794)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード頭頸部癌 / 頸部リンパ節転移
研究成果の概要

頭頸部癌は高頻度に転移病変を有し,その制御が困難なため死に大きく関わる疾患である.申請者は,ヒト頭頸部癌細胞株を用いた同所性マウスモデルにおける頸部リンパ節転移形成能の結果と,whole gene microarrayおよび遺伝子カスケード解析を組み合わせ,頭頸部癌転移関連候補遺伝子としてAP-1遺伝子群を同定した.そのうち,FosL1がヒト頭頸部癌細胞株の細胞増殖能,遊走能に関わることを同定し,さらに同所性マウスモデルにおいて,FosL1を抑制することが頸部リンパ節転移能を低下させることを同定した.以上よりFosL1発現抑制により頭頸部癌における頸部リンパ節転移能が低下することが示された.

自由記述の分野

耳鼻咽喉科

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭頸部癌は高頻度に転移病変を有し,その制御が困難なため死に大きく関わる疾患である.申請者は,FosL1が頭頸部癌の頸部リンパ節転移に関わることを同定し,FosL1を抑制することで,頸部リンパ節転移を抑制できることを示した.
今後,FosL1に関わるパスウェイを抑制するような新薬の開発によって,頭頸部癌患者の治療成績の向上に寄与する可能性や,事前に頸部リンパ節転移を起こしやすいか否かを推測できる可能性があり,頭頸部癌患者に対するオーダーメイド治療が可能となり得る.

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公開日: 2024-01-30  

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