研究課題
我々は世界で初めて唾液腺腺様嚢胞癌を始めとする唾液腺癌の患者由来組織からPDXマウス,癌オルガノイド,PDX由来癌オルガノイドの作製に成功した。また,それらが元の組織と組織学的・分子病理学的に類似し,薬効評価の前臨床モデルとして利用可能であることを証明した。さらに,臨床検体を用いた解析では,唾液腺癌の組織中で交感神経および副交感神経線維数が増加している症例が予後不良であることを見出した。これらの結果から唾液腺腺様嚢胞癌を始めとする唾液腺癌において,癌関連神経を標的とした治療が有望である可能性が示唆され,腫瘍神経学の発展の大きな一歩となった。
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Head & Neck
巻: online ahead of print ページ: -
10.1002/hed.27395
Cellular Oncology
巻: 46 ページ: 409~421
10.1007/s13402-022-00758-6