GJB2遺伝子を原因とする難聴は変異によって軽度~高度難聴までバリエーションがあることが報告されている。本研究課題を達成することで、GJB2遺伝子の異なる変異が聴力の病態に与える影響を解明することができ、変異の種類に対応した治療法を立てることができる。また、GJB2変異難聴だけでなく、蝸牛の非感覚領域の細胞を対象とした遺伝性難聴のIn vitroモデルを作製することが可能となる。これらのモデルは、遺伝性難聴を含めた内耳性難聴に対する病態解析、薬剤スクリーニング、細胞治療、遺伝子治療への応用が期待できる。
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