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2019 年度 実施状況報告書

難治性網膜疾患に対する網膜下薬物投与の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K09970
研究機関岡山大学

研究代表者

木村 修平  岡山大学, 大学病院, 講師 (90628710)

研究分担者 大内 淑代  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00253229)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードiPSRPE由来網膜色素上皮細胞 / 抗血管内皮増殖因子 / 加齢黄斑変性 / 糖尿病網膜症
研究実績の概要

現在の日本の失明原因の多くを占める糖尿病網膜症 (DR) と加齢黄斑変性 (AMD) において、現在の治療の第一選択である抗血管内皮増殖因子 (VEGF) 薬硝子体注射で治療ができない症例が存在する。こういった症例において、抗VEGF薬を病変により近い部位に投与する網膜下注射することにより、より低用量で、より効果のある治療ができるのではないかと申請者は考え、その基盤となる研究を目指す。現在、抗VEGF薬の投与は硝子体注射のみが用いられており、網膜下注射での効果、毒性、生理活性に与える影響については十分な検討が行われていない。そこで今回、抗VEGF薬が網膜細胞、網膜色素上皮 (RPE) 細胞に与える影響を、より生体に近い細胞であるMIO-M1細胞、iPS-RPE細胞を用いて研究を行う。
本研究の目的は、抗VEGF薬の網膜下投与において、網膜細胞、RPE細胞にどの程度の毒性があるのか、あるとすれば原因は何か、さらに抗VEGFが正常な網膜細胞、RPE細胞に与える生理活性についての検討を行うことである。よって、研究の流れとして、次の①から④の4つの検討を行うことを考えている。①網膜細胞、RPE細胞に対する抗VEGF薬の濃度、暴露時間の違いによる毒性の検討、②網膜細胞、RPE細胞に対する抗VEGF薬の毒性の原因検討、③抗VEGFが網膜細胞、RPE細胞に与える生理活性についての検討、④iPS-RPEの細胞障害の分子メカニズムの解明をめざした検討。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の研究計画通りに研究が行われているため。

今後の研究の推進方策

当初の研究計画通りに研究を行う。

次年度使用額が生じた理由

(理由)2019年度の研究が順調にすすみ、余分の経費がかからなかったため。
(使用計画) 次年度の消耗品費として、有効かつ適正に使用する。

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公開日: 2021-01-27  

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