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2021 年度 研究成果報告書

ドラッグ・リポジショニングによるフックス角膜変性症治療薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K09978
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

榛村 重人  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (00235780)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード疾患iPS細胞 / ドラッグ・リポジショニング
研究成果の概要

フックス角膜内皮変性症(FCD: Fuchs corneal dystrophy)は加齢とともに進行性に内皮細胞数の減少をきたし、水疱性角膜症をきたす疾患であるがその病態は不明な点が多い。本研究の目的はFCD患者由来iPS細胞から誘導した角膜内皮細胞を用いFCDのin vitro疾患モデルを確立し、病態解明や創薬開発を行うことである。申請者は慶應義塾大学倫理委員会の承認のもとFCD患者4名(3名日本人、1名オランダ人)の末梢血単球からiPS細胞を樹立し、既報を改変した方法により一か月の培養期間を経て角膜内皮細胞を誘導した。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

得られたFCD患者由来角膜内皮細胞に対しqRT-PCRによる分化・小胞体ストレス・老化・代謝関連分子の解析を行った。また細胞死の指標となるCleaved caspase3 ,DNA損傷の指標となるγH2AXのfociについても免疫染色しin cell analyzerを用いて解析を行った。さらにFlux Analyzerを用いてミトコンドリアストレステストを行った。結果、FCD疾患由来角膜内皮細胞では酸化ストレス・小胞体ストレス・DNA damage response が障害されていることが明らかになった。またこれらをrescueする薬剤として新規候補薬を発見した。

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公開日: 2023-01-30  

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