研究実績の概要 |
レーベル遺伝性視神経症における視覚路のうち、視策と視放線の拡散MRI(dMRI: diffusion MRI)、ミエリン化などの脳の微小構築を計測することが可能である定量MRI(qMRI: quantitative MRI)を用いてコントロールと比較検討した。その結果、レーベル遺伝性視神経症では、視策と視放線のdMRIのFractional Anisotropy値が減少し経シナプス変性が示唆されたが、qMRIでは視放線で正常範囲であった。以上は、レーベル遺伝性視神経症における視放線の変性は、ミエリン変性ではない可能性が示唆された(Takemura H, Ogawa S, MezerA, Horiguchi H, Miyazaki A, Matsumoto K, Shikishima K, Nakano T, Masuda Y. Diffusivity and quantitative T1 profile of human visual white matter tracts after retinal ganglion cell damage. NeuroImage Clin. 2019; 23:101826. doi: 10.1016)。
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