軸索機能回復過程をマウス下肢坐骨神経を用いて,①キャットウォークによる歩行機能評価②神経刺激装置による筋電図・伝導速度の機能評価③神経標本による形態学的評価の3評価を行った。切断2週間後・4週間後に神経変化の評価を行った。神経融合法は1. 縫合、PEG、センダイウイルス、リポフェクタミン、電気刺激すべてによる融合 2. 縫合のみ(control) .3 縫合+PEG+電気刺激の三グループで行った。理論的には第二週で回復を得られると考えたが、コントロール群と融合実験群で明らかな有意差を認めず、組織学的検討においては、融合法を用いた群で回復軸索数が少なく、神経損傷が強い傾向にあった。
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