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2021 年度 研究成果報告書

骨特異的血管におけるPTH/PTHrPの新規作用 -骨血管連関の細胞学的解明-

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10040
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57010:常態系口腔科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

長谷川 智香  北海道大学, 歯学研究院, 准教授 (50739349)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード骨特異的血管 / 骨芽細胞 / PTH / PTHrP / endomucin / αSMA
研究成果の概要

本研究では、骨粗鬆症治療薬である副甲状腺ホルモン(PTH)の間歇投与が、長管骨で骨芽細胞系細胞の増殖や骨形成促進に寄与するのみならず、骨特異的血管の数や管腔径を増加させるとともに、血管周囲に局在するαSMA陽性stromal細胞の増殖を促進することを明らかとした。骨特異的血管と骨芽細胞・αSMA陽性stromal細胞では、EphB4/ephrinB2によるカップリングが生じている可能性、また、αSMA陽性stromal細胞が、血管平滑筋細胞や骨芽細胞系細胞へと分化する可能性が見いだされ、PTHの骨形成作用における骨血管連関の可能性が強く示唆された。

自由記述の分野

組織学、骨代謝学、微細構造学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、骨芽細胞系細胞に作用すると考えられてきたPTHが、骨特異的血管や血管周囲細胞の増殖や分化に作用する可能性、また、骨特異的血管と骨芽細胞系細胞の骨血管連関の可能性を明らかにした研究である。骨粗鬆症治療薬として用いられるPTHの骨形成作用は、これまで骨芽細胞と破骨細胞によるカップリング機構にて説明がなされてきたが、今回の研究成果から、骨特異的血管および骨芽細胞系細胞における骨血管連関が寄与する可能性が示唆され、その学術的意義は高いと考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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