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2022 年度 研究成果報告書

微生物・細胞内共生現象の解明とその破綻に起因する日和見感染発症機構の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10088
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

高橋 一郎  広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (20206791)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードhost microbe symbiosis / mucosal immunology / tissue macrophage / interleukin-10 / mitochondrial OCR
研究成果の概要

大腸粘膜常在マクロファージは、胎生期由来のものが生後骨髄単球由来マクロファージによって置換される。しかし骨髄単球由来マクロファージが大腸粘膜常在マクロファージ固有の形質を獲得する機序については不明のままであった。本研究は「大腸常在マクロファージに持続感染する微生物とその発現産物が、同マクロファージに固有の形質賦与に寄与する」という実験仮説に沿って企画遂行され、大腸粘膜常在マクロファージ内に持続感染するStenotrophomonas maltophiliaおよび同菌に由来するsmlt2713を、同マクロファージ固有の形質を賦与する共生因子として見出した。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

微生物細胞内共生という独自の視点から、宿主と微生物の間で繰り広げられている感染現象を理解し、共生関係構築の端緒となる微生物側因子とその宿主作用点を明らかにし、当該生体分子を起点として発動される免疫応答の全貌を解明することは、Covid-19に代表される新興感染症重症化の分子基盤解明につながり、その成果は創薬として人類社会に新たな福音をもたらすことが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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