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2021 年度 研究成果報告書

高齢者における歯肉溝経由ワクチンの有効性とその実際

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10097
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関日本大学

研究代表者

Cueno Marni  日本大学, 歯学部, 専修研究員 (20569967)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードワクチン
研究成果の概要

混合抗原をGCに補給することで特異抗体の産生誘導について調査した。まず、分子ドッキングを介して3つの代表的な抗原をキサンタンジェルでのカプセル化した。次にワクチン接種によりCNS脱髄の可能性から、接種により生ずる有害な影響を確認するためにCNS脱髄生化学的ネットワークを確立した。最後に免疫応答誘導の最適抗原濃度を解明し、(1)キサンタン分子はエピトープ曝露を妨害しない。(2)ジェルカプセル化は構造安定性を高めた。(3)CNS脱髄は主にWNT/ベータ-カテニン経路で影響を受けた。(4)抗原濃度100μgmL-1で抗体応答を誘発した。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

加齢に伴い口腔内歯肉溝(GC)の拡大と脆弱がみられることから、歯肉溝内の歯周病原性細菌が歯肉粘膜に入り込み易くなり、侵入した細菌が全身に影響をもたらす可能性が高い。これまでの研究で、GCは細菌の侵入経路であることを模倣し、ゲルカプセル化しGCに補給した単一の抗原が同経路で全身性免疫応答を引き起こす可能性を明らかにした。しかし、混合の抗原を用いて同様の実験を実施した場合に同等の全身性免疫応答を誘発するか否かは不明である。

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公開日: 2023-01-30  

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