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2021 年度 研究成果報告書

血清中IL-1受容体補助タンパク濃度を用いた新規歯周病病態マーカーの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10135
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関公益財団法人ライオン歯科衛生研究所(研究部研究開発室)

研究代表者

石原 裕一  公益財団法人ライオン歯科衛生研究所(研究部研究開発室), 研究部研究開発室, 研究開発室長 (50261011)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード歯周病 / IL-1 / sIL-1RAcP / 血清マーカー
研究成果の概要

局所の炎症性骨吸収に直接働くインターロイキンー1(IL-1)は歯周病の発症と進行に深く関与している。歯周炎患者の歯周組織や歯肉溝浸出液中においてIL-1は高濃度で検出されるが、末梢血血清中ではほぼ検出限界以下である。一方、血清IL-1受容体補助タンパク質(sIL-1RAcP)は健常者血清中、で検出されることが報告された。そこで、歯周病患者血清中のIL-1RAcP濃度と歯周病病態との関連性を統計学的に解析したところ、sIL-1RAcP濃度は歯周病患者では健常被験者に比べて有意に高く、メインテナンス患者では健常被験者と同程度に低下することを明らかとした。

自由記述の分野

歯周病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

国民病ともいえる歯周病は、歯科医による詳細な口の検査とエックス線を利用しなければ歯周炎の程度がわからないのが現状である。そこで肝臓で作られ、血液中に存在するインターロイキン-1受容体補助タンパク質濃度に着目し、歯周病を有する人ではその濃度が高く、有しない人や歯周病がコントロールされている人では濃度が低いことが明らかとなった。したがって、このタンパク質を健康診断で測定できれば、歯周病の発症の有無とその程度を簡単に把握できるようになる可能性が示唆された。

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公開日: 2023-01-30  

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