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2021 年度 研究成果報告書

3Dプリント吸収性トレーと培養骨膜細胞により顎骨の形態を忠実に再建する

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10165
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

永田 昌毅  新潟大学, 医歯学総合病院, 特任教授 (10242439)

研究分担者 川瀬 知之  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (90191999)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード3Dプリント / 顎骨再建 / 細胞親和性移植材 / 培養骨膜細胞
研究成果の概要

3Dプリント-αTCPトレイの顎骨再建における可能性とともに、細胞親和性リコンビナントRGDペプチドの移植基材としての有効性、ならびに培養骨膜細胞の骨形成における作用を検討した。ヌードラットへのヒト培養骨膜細胞移植を3Dプリント-αTCPトレイに入れた基材に封入して移植した。組織学的観察では骨形成はほとんど見られなかった。これは移植材の骨誘導活性の不足に起因すると考えられる。αTCPトレイは異常な炎症細胞や骨破壊所見を示さなかったものの、観察期間では骨組織への置換は観察されなかった。3Dプリント-αTCPトレイは毒性を示さず、賦形性の利点から顎骨再生における有用性が示唆された。

自由記述の分野

口腔外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

培養自家骨膜による顎骨再生は 「骨形成能」 を基本とする再生療法であり、骨形成能は細胞療法によってのみ獲得できる効果であり、これによって広範囲かつ複雑な骨再生を期待することができる。αTCPの3Dプリント技術はオーダーメイド人工骨として用いられつつあるが、本研究計画ではこれを造形性の高い顎骨再建トレーとして用いる。 骨再生細胞療法のアドバンテージ と 3Dプリント-αTCP吸収性再建トレーの形態再現性の融合はこれまでに類のない試みである。いずれも臨床段階にある技術であることから、将来、広範囲かつ複雑な形態の顎骨再生を低侵襲で実現することが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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