研究成果の概要 |
本研究は,HDAC3阻害剤が歯根長制御に有効な薬剤となり得るか明らかにし,歯胚再生の実現化へ向け,歯根長を人為的に操作する技術基盤を確立することを目的としている。 我々が開発した神経堤様MSCスフェアにおいて、エピジェネティクス関連PCRアレイ解析よりHDAC9,11の高発現、ESCO1, ESCO2, AURKA, AURKBの発現抑制を確認し、細胞増殖や分化関連遺伝子への転写抑制が示唆された。胎児由来歯原性細胞採取し、神経堤様MSCスフェアと結合することで、歯胚構造を作製することに成功した。今後、さらなるHDAC3阻害剤の歯根町制御性を検証していく。
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