研究課題/領域番号 |
19K10221
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
戸原 玄 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 教授 (00396954)
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研究分担者 |
稲次 基希 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (00422486)
片桐 さやか 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 准教授(キャリアアップ) (60510352)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 摂食嚥下訓練 / 腸内細菌叢 / 口腔内細菌叢 |
研究成果の概要 |
脳卒中の亜急性期に経管栄養となり、その後、摂食嚥下訓練を受け経口摂取となった8名を対象に研究が行われた。唾液と便の採取は嚥下訓練前の非経口栄養時、および摂食・嚥下訓練を経て経口栄養となった後に行った。次世代シークエンサーを用い、口腔内および腸内細菌叢の細菌種の同定、細菌種間の相関関係、その細菌叢の予測される機能(機能遺伝子)を解析した。 経口摂取により、術前後で口腔内および腸内細菌叢の多様性が増加し、細菌叢の組成が変化した。加えて、口腔および腸内細菌叢の両方で同じ細菌が増加した。また、細菌同士の相関関係を示したネットワーク構造も経口食物摂取の再開後には口腔内および腸内ともに変化した。
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自由記述の分野 |
摂食嚥下リハビリテーション学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
嚥下障害の接触嚥下訓練は、経口栄養を再獲得することができ、細菌叢の多様性を増加させ、口腔内および腸内微生物群集の組成およびその共起ネットワーク構造を変更することが明らかになった。摂食嚥下訓練により、全身の健康をも回復することが示唆された。 本研究では、経口摂取がどのように腸内細菌叢に影響しているかをつきとめ、摂食嚥下訓練の重要性を細菌学的に証明した。正常な口腔機能の維持が全身の健康にも影響を及ぼしうる可能性を示すことができ、摂食嚥下リハビリテーション学の今後の発展が期待される。
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