研究課題/領域番号 |
19K10226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
原田 佳奈 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (90609744)
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研究分担者 |
酒井 規雄 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (70263407)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ポリリン酸 / IL-27 |
研究成果の概要 |
ポリリン酸を用いたインプラント周囲炎治療法の開発に向けて、炎症や骨代謝に関わるサイトカインに対してポリリン酸がどのような影響を与えるのか調べた。細菌構成成分リポポリサッカライド(LPS)で活性化したマクロファージにおいて、ポリリン酸が転写因子STAT1とSTAT3の活性化を抑制する一方、STAT5の活性化は促進したことから、これらのSTATを活性化するサイトカインに焦点を当てて検討した。本研究により、ポリリン酸がインターロイキンIL-27の作用を阻害することが明らかになった。また、ポリリン酸がLPS活性化マクロファージによるIL-27の産生・放出も抑制することを見出した。
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自由記述の分野 |
薬理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IL-27は、炎症や骨代謝に関わる様々な細胞に作用する。本研究により、ポリリン酸がIL-27の阻害を介して炎症や骨代謝に影響を与える可能性が示された。研究代表者はポリリン酸がインターフェロンIFN-βの作用を阻害することも明らかにしており、ポリリン酸が様々なサイトカインの作用に影響を及ぼすことが明らかになりつつある。本研究は、生体分子でもあるポリリン酸の役割の理解や臨床応用につながる意義深い研究と考える。
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