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2019 年度 実施状況報告書

メトホルミンは顎堤吸収を阻止する

研究課題

研究課題/領域番号 19K10232
研究機関朝日大学

研究代表者

金山 圭一  朝日大学, 歯学部, 講師 (20454275)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード予防医療 / メトホルミン / 口腔粘膜 / 老化
研究実績の概要

骨吸収の予防, 顎堤の維持にメトホルミンの口腔粘膜への局所投与が有効かどうかの検討を行った. 今年度はB6J Agedマウス(70~85週齢)を使って、メトホルミンの口腔粘膜バリア機能の維持, 回復への効果を調べた.同一個体マウスでメトホルミン投与側, PBS投与側を設定し結果を評価した.
1) メトホルミン局所投与により末梢血中の炎症性サイトカインが減少した.
2) メトホルミン投与側では, 歯肉組織内のタイトジャンクション関連遺伝子の発現が上昇した.
3) マイクロCT撮影の結果, 若齢マウスではPBS投与側とメトホルミン投与側で歯槽骨レベルに差はなかった. Agedマウスのメトホルミン投与側では, PBS投与側と比べ加齢による歯槽骨吸収が抑制されていた.
今年度は2019年度の結果をもとに、加圧モデルや歯牙結紮による炎症惹起モデルでの検討を計画に従って進めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

投与条件(部位、回数)の検討のための動物実験が終わり、サンプルの回収も順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

2019年度の結果をもとに、加圧モデルや歯牙結紮による炎症惹起モデルでの検討を計画に従って進めていく。

次年度使用額が生じた理由

2019年度は既存の薬品や消耗品での実験・解析が可能であったため。生じた次年度使用額は、研究計画中のPCRアレイ、サイトカインアレイのためのプレート購入(@200,000 X 4)を予定している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Rescue bisphosphonate treatment of alveolar bone improves extraction socket healing and reduces osteonecrosis in zoledronate-treated mice2019

    • 著者名/発表者名
      Keiichi Kanayama, Akishige Hokugo, Shuting Sun, Kenzo Morinaga, Yujie Sun,QingQing Wu, Hodaka Sasaki, Hiroko Okawa, Courtney Evans, Frank H. Ebetino,Mark W. Lundy, Keivan Sadrerafi, Charles E. McKenna, Ichiro Nishimura
    • 雑誌名

      BONE

      巻: 123 ページ: 115-128

    • 査読あり / 国際共著

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公開日: 2021-01-27  

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