研究実績の概要 |
加齢および若齢マウス顎堤へのメトホルミン(MT)局所投与の比較 60ー70週齢(Aged群), 10週齢(Young群)雄性B6JAgedマウス各10匹を実験に供した. Aged群,Young群ともに1% MT溶液を局所投与する実験群(MT群)とPBSを局所投与する対照群(PBS群)5匹ずつに振り分けた. 局所投与は週3回を4週間, 計12回行った. 最終投与から7日後に屠殺し上顎と末梢静脈血を採取した. 採取した上顎は, マイクロCT撮影後, 組織切片(HE染色)を作製し組織像を観察した. Aged-MT群, Aged-PBS群各2匹のマウスから口蓋歯肉を採取した. 歯肉からの全RNAの分離はRNeasy Mini Kit(QIAGEN,CA)を用いて行った.全RNAをもとに相補鎖DNA(cDNA)を作成し, PCR Array Mouse Wound Healingを用いて創傷治癒関連遺伝子発現の定量解析を行った.また, 採取した末梢血は遠心分離にて血清を調整し, 血清中サイトカインをHuman Inflammation Antibody Array-Membraneを用いて検出した.
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