研究課題
加齢マウス歯肉へのメトホルミン(Met)の局所投与は, 歯肉結合組織のコラーゲン代謝に影響しコラーゲン線維量の維持に働くことが示された. また歯肉組織ではMet局所投与により, 加齢が原因で生じる基礎的な炎症も抑制している可能性が示唆された. 絹糸結紮前のMet局所投与により, 加齢マウス実験的歯周炎の発症過程で生じる炎症と骨吸収を抑制し, TRAP陽性細胞数も減少していた. 以上の結果から,歯肉へのMet局所投与が高齢者の歯周炎の発症予防にも有効である可能性が示唆された
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日本歯科保存学雑誌
巻: 66 ページ: 47-58
10.11471/shikahozon.66.47
巻: 65 ページ: 47-55
10.11471/shikahozon.65.47