研究課題/領域番号 |
19K10286
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 岡山大学 (2022-2023) 大阪大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
天野 克比古 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (20448129)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 分子標的薬 / 顎骨壊死 / 動物モデル / ビスホスホネート製剤 / チロシンキナーゼ阻害剤 |
研究成果の概要 |
分子標的治療薬が関連する顎骨壊死の実験モデルとして、C57BL/6マウスにおける抜歯モデルを作成し、Bisphosphonate製剤及びTKIsであるスニチニブを投与し抜歯窩の治癒を評価した。対照群、ゾレドロン酸腹腔内注射群、スニチニブリンゴ酸塩経口投与群、ゾレドロン酸注射+スニチニブリンゴ酸塩経口投与併用群の4グループの作成を行った。抜歯後の上皮化やマイクロCTを用いた骨性治癒の評価を行ったところ、有意な差を認めず、ヒトで観察されるような骨露出という病態は再現されなかった。
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自由記述の分野 |
外科系歯学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、高齢化社会を背景に、様々な製剤に起因すると考えられる顎骨壊死の発症のリスクが増えている。進行例に対しては歯科口腔外科的な治療を行っても、予後不良となり治療に難渋する。そのため、本研究のような動物モデルの作成や分子機序の解明はより良い治療法の開発に繋がると考えている。成果としては本研究期間中に行った実験においては有意な差を得られなかったものの、今後さらなる検討を重ねていきたいと考えている。
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