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2021 年度 研究成果報告書

TMEM16E変異による顎骨に生じる硬組織形成線維性病変の発症メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10309
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関広島大学

研究代表者

水田 邦子  広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (40432679)

研究分担者 飛梅 圭  広島大学, 医系科学研究科(歯), 准教授 (40350037)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードTMEM16E / ANO5 / GDD
研究成果の概要

本研究では、TMEM16E関連遺伝性疾患発症の分子メカニズムを解明する手がかりとして、申請者らは、TMEM16E遺伝子に認められるGDD型ミスセンス変異がTMEM16E異常タンパクを産生、蓄積することで骨系統疾患(GDD)を発症させるという仮説のもとに、疾患モデルマウスとしてTMEM16Eノックインマウスの繁殖・系統維持および表現型解析を継続して進め、疾患モデルの確立に努めてきた。しかしながら、GDDミスセンス変異型TMEM16Eノックインマウスは個体サイズが大きくなるが早期に男性不妊の傾向が認められ、研究最終年度の段階までに作製した動物モデルではGDDの臨床症状の再現まで至らなかった。

自由記述の分野

口腔外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,TMEM16E遺伝子の機能および生理的役割を解明することを目的とした.
これまでの研究成果から,TMEM16Eに機能獲得型変異がおこると蛋白の安定性獲得による生理機能発揮がGDDを発症させることが予想される.顎骨に生じる線維骨性病変の発症機構は未だ解明されておらず,これを明らかにすることで,その病態の理解と病態に応じた治療法や将来の遺伝子治療の開発が可能になる.TMEM16Eの活性制御が骨の分化および代謝に重要な機能を果たしていることは明らかで,TMEM16Eの機能と安定化調節機構を解明することにより,様々な骨疾患の病態の理解と治療法の開発に役立つことが期待される.

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公開日: 2023-01-30  

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