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2021 年度 研究成果報告書

リンパ節転移診断遺伝子アルゴリズムの構築による口腔癌リンパ節転移予測の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 19K10312
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

合田 啓之  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (00464371)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード口腔癌 / 頸部リンパ節転移 / 遺伝子診断
研究成果の概要

口腔扁平上皮癌における最も重要な予後因子はリンパ節転移の有無である。本研究では、原発組織の遺伝子発現プロファイルに基づいた機械学習によるリンパ節転移予測の可能性について検討した。口腔扁平上皮癌一次症例の原発腫瘍よりtotal RNAを抽出し、マイクロアレイによる網羅的遺伝子発現解析後、サポートベクターマシン (SVM) を用いてリンパ節転移予測モデルを構築した。その精度を評価したところ感度 60%、特異度 100%、正確度 80% であった。口腔扁平上皮癌において原発腫瘍の遺伝子発現プロファイルを用いた機械学習が、頸部リンパ節転移予測に有用となる可能性が示唆された。

自由記述の分野

外科系歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、原発組織(生検組織)または血清の網羅的遺伝子解析から頸部郭清術の真の適応症例のみ抽出する遺伝子アルゴリズムを構築することである。厳正な適格症例の選択基準が遺伝子解析によって行われ、センチネルリンパ節生検の手法による適切な郭清領域に対する治療が行われれば、治療成績の向上、過剰医療や不足医療による医療費の削減が見込まれ、標準治療の確立という EBM に基づいた cN0 症例の治療方針へのパラダイムシフトにつなげることができると考えられる。また、他領域への適応等による医療界全体への波及効果をも期待できる研究と考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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