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2019 年度 実施状況報告書

シェーグレン症候群、IgG4関連涙腺唾液腺炎における腸内細菌叢と病態の関係の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K10315
研究機関九州大学

研究代表者

大山 順子  九州大学, 大学病院, 講師 (70294957)

研究分担者 森山 雅文  九州大学, 歯学研究院, 助教 (20452774)
中山 二郎  九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
梶岡 俊一  九州大学, 医学研究院, 准教授 (90274472)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードシェーグレン症候群 / IgG4 関連涙腺唾液腺炎 / 腸内細菌叢
研究実績の概要

腸内細菌叢の変化に伴う腸管免疫の変化が全身の免疫調整ネットワークの変調を引き起こすという種々の報告に基づき、腸内細菌叢の変化に伴う免疫系の変調がシェーグレン症候群、IgG4関連涙腺唾液腺炎の発症、病態の進展にどのように関与しているかを検討するため、初診時、治療経過観察中の病態の変化時の腸内細菌叢の変化と腸管免疫の変化を観察するため、シェーグレン症候群、IgG4関連涙腺唾液腺炎患者の口唇腺、便の検体採取を行い、臨床データの収集を行った。
また、モデルマウスの腸内細菌叢を変化させての唾液腺炎発症を比較するため、マウスの繁殖、確保を行い、動物実験の準備を行なった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

4月から9月は他業務の人員が減ったことから本研究のための時間が取れなかったが、10月以降で本研究の時間を少しずつ確保できるようになった。しかしながら、1月からコロナウイルス感染が拡大し、便の採取を行うことが次第に困難になり、検体の確保が困難になってきている。

今後の研究の推進方策

現在コロナウイルス感染がさらに拡大しており、ヒトの検体は便、口唇腺ともに採取できる環境ではなくなっている。この状態がいつまで続くかわからず、ヒト検体を使った研究の遂行がいつ再開できるかわからない状況である。
そのため、非常事態宣言が解除され、日常の業務の戻ることができるようになり、研究の時間をとることができるようになり、マウスの飼育数を増やせる状態になったら、まずはモデルマウスを用いた研究を進めながら、ヒト検体の採取できる環境になるのを待つ。

次年度使用額が生じた理由

前年度に検体採取ができず、腸内細菌叢の解析まで至らなかったため、試薬の購入を次年度に行うこととなった。また、他業務のために時間が取れずに情報収集のために参加する予定だった学会参加もできなかったため、旅費を使用することもできなかったため、この費用は次年度以降の情報収集費用とする。

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公開日: 2021-01-27  

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