研究課題/領域番号 |
19K10315
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大山 順子 九州大学, 大学病院, 講師 (70294957)
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研究分担者 |
森山 雅文 九州大学, 歯学研究院, 助教 (20452774)
中山 二郎 九州大学, 農学研究院, 教授 (40217930)
梶岡 俊一 国際医療福祉大学, 福岡薬学部, 教授 (90274472)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | シェーグレン症候群 / IgG4関連涙腺唾液腺炎 |
研究実績の概要 |
腸内細菌叢の変化に伴う腸管免疫の変化が全身の免疫機構のネットワークに変調を引き起こすという種々の報告に基づき、腸内細菌叢の変化がシェーグレン症候群、IgG4関連涙腺唾液腺炎の発症や病態の進展にどのように関与しているかを検討することを目的に研究を計画しているが、新型コロナウイルス感染拡大以降、患者からの便検体の採取に同意が得られない状態が続いている、 本研究はシェーグレン症候群、IgG4関連涙腺唾液腺の病態の進展に関与する因子を検討することが最終目的であることから、現時点ではまだ腸内細菌叢との関係が確認できないため、シェーグレン症候群の病態の最終段階と考えられる、シェーグレン症候群発症後に悪性リンパ腫を発症した症例について、シェーグレン症候群診断時と悪性リンパ腫発症時の唾液腺の状態の変化、後に悪性リンパ腫を発症した患者がシェーグレン症候群確定診断時にそれ以外のシェーグレン症候群患者との違いがあるかを臨床、病理学的に検討を行い、さらにシェーグレン症候群の発症初期と考えられる小児のシェーグレン症候群についてのの臨床、病理学的検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染拡大から、便採取に対しての患者の同意がほとんど得られない状態が続いており、当初の計画の実験ができない。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスの感染状況も落ち着いてきているため、患者へ便検体提出の協力をこれまで以上に依頼するとともに、悪性リンパ腫を発症したシェーグレン症候群患者のシェーグレン症候群診断時と悪性リンパ腫発症時の唾液腺の状態の変化、後に悪性リンパ腫を発症した患者がシェーグレン症候群確定診断時にそれ以外の患者との違いがあるかなどからなんらかの病期の進展に関わる因子を解明するという2本建で検討を続ける。これに小児期からシェーグレン症候群が確定している患者について、成人してから発症した患者との違いを加味して病態の進展に関わる要素を検討していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
検体採取が進まず、実験が完遂できなかったため、消耗品使用が少なく、次年度に計画が延期になった。
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