今後の研究の推進方策 |
今後は他の免疫チェックポイント阻害剤の効果を動物実験モデルで検証する.また,それぞれの効果を免疫組織学的検討:組織学的評価:免疫担当細胞(Tリンパ球、NK細胞、樹状細胞、マクロファージなど)について蛍光免疫染色法で評価する.免疫学的評価:フローサイトメトリー(FCM)解析では、表面マーカー(CD3, CD4, CD8, CD11b/c, MHC classI, II、 FOXP3など)の評価により目的とする細胞の同定や抽出し分画をみる.T細胞レパトア解析では末梢血および腫瘍組織中T細胞のTCRレパトアを比較することにより局所でのCD4+Th/CD4+Treg/CD8+CTLそれぞれの多様性を評価する.遺伝子発現評価:組織中のサイトカイン(INF-γ, TNF, IL-2など)の測定をRT-PCR法、ELISPOTなどにて定量評価する.治療後脾臓、鼠径および腋下リンパ節を摘出活性化Tリンパ球の評価:赤血球を除去しフローサイトメトリーにてCD3+T cslls, CD8+T cellsを分離し割合を評価する.
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