研究課題/領域番号 |
19K10402
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
中村 由紀 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70452779)
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研究分担者 |
林 豊彦 新潟大学, 自然科学系, フェロー (40126446)
早崎 治明 新潟大学, 医歯学系, 教授 (60238095)
堀 一浩 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70379080)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 摂食 / 捕食 / 発達 |
研究実績の概要 |
本申請研究では,小児期の食物窒息という社会の問題について,『窒息事故のリスク要因となり得る小児の摂食行動が食物認知からフードプロセスの過程にある』という仮説のもと,光学式三次元動作解析装置と連動した視線追跡装置や各種生体信号測定システムを用いて,(1)感覚情報による捕食運動の調整機能の解明.(2)各摂食ステージにおける呼吸パターンの解明.(3)捕食・咀嚼運動における口呼吸の影響の解明.について検証を行うことした.以下、(1)~(3)の具体的事項. (1)摂食中の視線位置と触指位置を三次元的に検出,視認情報と触知情報を数値化し,捕食運動に影響を及ぼす特徴を検索する.成人と小児との特徴を比較し,違いを検討する. (2)摂食中の口腔機能と呼吸機能を同期計測し,各摂食ステージにおける呼吸リズムや吸気相-呼気相のバランスを解析する.被験食品の条件別,成人と小児とで比較検討する. (3)安静時呼吸パターンと口腔周囲軟組織・歯列形態計測を行い,口呼吸および口唇閉鎖機能不全に関わる因子と捕食および咀嚼機能の個体差との関連を検討する. 令和3年度は令和2年に引き続き、主に(2)(3)についてのデータ収集と解析を行った.特に、(2)における捕食時の呼吸パターンに関しては、小児と成人の目標データ収集と解析を完了している.令和2年度に,捕食時の口唇圧の小児と成人の発生様式についての解析結果をまとめて報告を行った「Lip‐closing pressure during food intake from a spoon in normal children」(Journal of Oral Rehabilitation)に続き、捕食時の呼吸パターンの小児と成人との違いを検討した報告を行う準備を進めた.また令和3年度は本研究と関連して,口唇閉鎖不全をともなう患者の口腔機能に関して,海外学術雑誌に報告を行った.
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