災害時の要配慮者に対する歯科保健医療も含めた多職種が連携した「食べる」支援の体制を構築するために、(1)支援の中心を担う各職能団体における連携や「食べる」支援に関する調査、(2)「食べる」支援やその連携が理解される媒体の作成、(3)迅速な情報共有に向けた歯科口腔保健アセスメントのオンライン入力・集計システムの作成、を行った。 結果として、多職種連携や「食べる」支援の体制は十分でないことが明らかとなったが、作成した動画やパンフレットによる理解の促進や、システムによる迅速な情報共有には期待が持たれた。今後、「食べる」支援を含めた連携の必要性が理解され、連携体制が構築されていくことが期待される。
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