研究課題
日本口腔ケア学会の協力のもと30施設の大規模な多機関共同研究において観察研究を行った。今までは抜歯はMRONJのリスクとなるため避けるべきであるとされていたが、この度の研究においては抜歯がリスク因子となるのではなくむしろ抜歯をしなければいけない局所感染状態こそMRONJ発症の因子となりうることを解明した。またMRONJを発症した際の骨吸収抑制薬の休薬において、原疾患を考慮すると休薬ではなく早期に外科手術により壊死骨を除去することが治癒成績がよいことを明らかにした。さらに抜歯の際の休薬においても治癒成績において有意差はなく、逆に感染源となりうる歯を早期に抜歯することのほうが治癒率が良いことも解明した。休薬中の破骨細胞に関しては、数か月の休薬では破骨細胞の回復はほとんど認められないことも明らかとなった。
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Int J Environ Res Public Health.
巻: Apr 12 ページ: 19(8):4624
10.3390/ijerph19084624.PMID: 35457491
巻: Jun 26 ページ: 19(13):7854
10.3390/ijerph19137854.PMID: 35805513