研究課題/領域番号 |
19K10462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
伊澤 淳 信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (50464095)
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研究分担者 |
日高 宏哉 信州大学, 学術研究院保健学系, 特任准教授 (10362138)
増原 宏明 信州大学, 学術研究院社会科学系, 教授 (10419153)
横川 吉晴 信州大学, 学術研究院保健学系, 准教授 (50362140)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 歯周病 / 口腔嚥下機能 / 全身疾患 |
研究成果の概要 |
松本市の特定健診(8,312例)および後期高齢者検診(16,240例)の歯科的問診項目(食事時の口腔・嚥下機能の自覚症状)に対する回答を解析した結果、「やや気になることがある」および「問題があり食べにくい」に該当する例の割合は、30―39歳で7.4%、40―74歳で10.4%、75歳以上では15.3%であった。当該例の歯科受診状況は、調査時点で通院(治療)中が51.4%と高値だった。 歯周病と全身疾患との関連とその診療経過の前向き研究は、コロナ禍により遂行困難となった。そこで計画を中途で修正し、長野県の国民健康保険データベース(KDB)に基づいた大規模データの解析を進めることとした。
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自由記述の分野 |
循環器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病と全身疾患の関連に基づいて、医科歯科の診療連携が構築されると関連する病態が相互に改善できる可能性がある。コロナ禍のため研究計画を発展的に変更し、長野県の国民健康保険データベース(KDB)に基づいた大規模データの解析準備を進めており、地域保健の大規模データに基づいて健康課題が抽出されると、地域課題の解決に最適な保健医療政策を提言できる可能性に本研究成果の学術的意義がある。地域医師会による医科歯科の診療連携により、ウィズコロナ時代の新たな健康啓発を推進できる可能性に本研究成果の社会的意義がある。
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