研究分担者 |
尾崎 悦子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00438219)
松井 大輔 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20613566)
小山 晃英 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40711362)
栗山 長門 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60405264)
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研究実績の概要 |
新学術領域研究(研究領域提案型)『学術研究支援基盤形成』コホート・生体試料支援プラットフォームによる遺伝子コホート研究「J-MICC study」京都フィールドにおける6,450人のコホート集団に対してベースライン調査後5年目に追跡調査を兼ねた対面の健診方式で第二次調査を実施した。その際に、2013年11月~2017年12月に一次調査として主に臨床症状に基づいた過敏性腸症候群(IBS)の診断の国際基準である「Rome Ⅲ」日本語版質問紙票を用いた調査を実施し、回答した3,915人(男1,402人、女2,513人)が本研究の対象者集団である。この3,915人は6,450人のコホート集団の60.7%に該当し、年齢は、男女とも39歳~75歳であった。この3,915人に対して二次調査として2019年7月~2020年1月にかけて、質問調査票の郵送による疾病罹患の追跡調査と同時に同じ「Rome Ⅲ」日本語版質問紙票を用いた調査を再度実施したところ、3,215人(男1,132人、女2,083人)が回答し、回答率は82.1%(男80.7%、女82.9%)であった。 一次調査におけるIBSの有病者は男では119人(8.5%)であり、その内訳は便秘型15人、下痢型50人、混合型27人、分類不能型27人であった。女では400人(15.9%)であり、その内訳は便秘型109人、下痢型112人、混合型118人、分類不能型61人であった。 二次調査におけるIBSの有病者は男では168人(14.8%)であり、女では406人(19.5%)であった。 一次調査におけるIBS非有病者における二次調査でのIBS発生者(罹患者)は男1033人中117人(発生率11.3%)、女1746人中231人(発生率13.2%)であった
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