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2019 年度 実施状況報告書

リハビリテーション医療における医療経済評価の基盤づくり

研究課題

研究課題/領域番号 19K10493
研究機関聖隷クリストファー大学

研究代表者

泉 良太  聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 教授 (80436980)

研究分担者 能登 真一  新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (00339954)
長山 洋史  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (00552697)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード医療経済学 / 効用値尺度 / 費用対効果 / 医療・福祉 / リハビリテーション / 健康関連QOL
研究実績の概要

はじめに,先行研究の脳血管疾患における研究結果について各施設に報告し,本研究の意義について説明した.内容は,脳血管疾患では,リハビリテーション前後で大部分のQOL項目が向上し,尺度の感度については,日常生活活動には劣るが良い感度を示したことおよび臨床的に意味のある差については,差の平均値は多くの項目でその差を超えていなかったことである.そして,疾患による特性を検証することが必要であることを説明した.
次に,今年度の研究について,リハビリテーション対象者(心大血管,運動器,呼吸器)におけるQOL尺度の「臨床的に意味のある差」についての調査準備を実施した.具体的には,心大血管,運動器,呼吸器疾患のデータを収集できる施設をピックアップし,研究方法について討論を実施した.研究会議の中で,先行研究の脳血管疾患に比べて,リハビリテーションの対象となる疾患分類が異なることが分かった.例えば,心大血管疾患の分類には,深部静脈血栓症も含まれるが,診療報酬上での分類とし,対象者に含めることとした.また,各施設での処方疾患についても施設による特色があり,回復期リハビリテーション病棟では運動器疾患が多く,心大血管および呼吸器疾患の処方数が少ないことが分かった.そのため,心大血管,呼吸器疾患については,大学病院およびその疾患が多く処方される施設に依頼を実施した.
また,評価時期についても退院時や転院時に設定すると,評価期間のバラツキが生じるため,初期評価から再評価までの期間についても統一した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

心大血管および呼吸器疾患がリハビリテーション処方される施設が少ないため,その探索および依頼に時間を要した.

今後の研究の推進方策

2019年度後半から全施設でデータ収集予定であったが,2020年度前半からデータ収集を開始する.不足するデータ数については,1施設当たりのデータ収集数の増加と協力施設の追加を行っていく.
2020年度前半には,収集データのチェックを行い,データ収集法等についての討議を実施し,それを踏まえたうえで引き続きデータ収集を行う.また,途中経過報告のために学会発表を行う.
2021年度前半には,引き続きデータ収集を行い,後半からはデータ解析および学会発表,論文作成を行う.

次年度使用額が生じた理由

データ収集未実施のため,謝金の発生がなかったたため,次年度以降の謝金に使用する.

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公開日: 2021-01-27  

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