研究実績の概要 |
(A)精神科領域における「炭酸リチウム製剤長期内服中の気分障害患者に対する採血リマインドシステムの有効性について: 電子カルテを用いた実践的臨床試験」に関して、2018年11月より患者組み入れを開始、2019年にはTrial誌にてプロトコル論文を出版した(Seki T, Aki M, Kawashima H, Miki T, Tanaka S, Kawakami K, et al. Electronic health record nested pragmatic randomized controlled trial of a reminder system for serum lithium level monitoring in patients with mood disorder: KONOTORI study protocol. Trials. 2019;20(1):706-.)。2020年3月に合計112名の対象者組み入れを完了し、8月に統計解析計画書を策定した。現在対象者のフォローアップ期間中であり、2021年3月末の時点で92名の対象者がフォローアップを完了した。2022年3月までに全対象者のフォローアップ完了予定である。全対象者のフォローアップ完了後、データ固定、統計解析を行い、論文作成ならびに投稿を予定している。
(B)循環器内科領域における研究に関してはパイロット研究を出版した(Seki T, Takeuchi M, Kawasoe S, Takeuchi K, Miki R, Ueshima K, et al. Survival Benefits of Outpatient Cardiac Rehabilitation after Acute Myocardial Infarction: Propensity Analysis Using Japanese Administrative Database. Annals of Clinical Epidemiology. 2021;3(1):10-26.)他は、現在目立った進展はみられていない。今年度中に研究計画書の作成、研究参加機関のリクルートを進める予定である。
|