研究実績の概要 |
本研究は医療の質の低下を招くことなく、より充実した病院組織におけるワーク・ライフ・バランス支援マネジメントを構築することを目的に、その参考モデルを先進国オランダの病院組織と医師に学ぶものである。初年度の2019年度は関連する文献レビューとオランダでのフィールド・リサーチを計画していたが、アポイントも完了していた3月に予定していた現地調査が新型コロナウイルスの影響で中止となり、2020年度に延期となった。そこで、2020年度のアンケート調査を前倒し実施し文献リサーチも完了させた。その成果は以下の2件の論文、3件の学会発表となり、また2件の論文を投稿し審査中である。・坂田裕介,米本倉基他、働き方改革による管理職の過重労働の現状 -看護管理職への実態調査より-,日本ビジネス実務論集№38.35-41,2020,査読有・米本倉基.特集.医師の偏在と働き方改革-女性医師の就労に焦点をあてて-「女性医師の現状を諸外国との比較で見る」,大阪保険医雑誌2019.7,pp.12-15・山上潤一、米本倉基他、医療組織における安全文化を醸成させる因子の検討、日本医療マネジメント学会,愛知,2019・米本倉基,オランダに学ぶ医療スタッフの働き方‐現地インタビュー調査から‐,名古屋医療マネジメント研究会,講演,愛知,2019
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