研究課題/領域番号 |
19K10562
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
舘 知也 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (80618447)
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研究分担者 |
寺町 ひとみ 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (20405129)
野口 義紘 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (80724608)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 薬剤師 / 健康サポート / セルフメディケーション / 遠隔 / 情報通信機器 |
研究実績の概要 |
本研究では、テレビ電話等の機能を有する「情報通信機器を活用した薬剤師による遠隔健康サポートプログラム」を構築する。さらに、ランダム化比較試験による有効性の検証、へき地・離島地域の住民を対象とした実用性の検証を行う。「情報通信機器を活用した薬剤師による遠隔健康サポートプログラム」の有効性・実用性を明らかにすることができれば、本プログラムの普及により、へき地・離島地域の住民を含むすべての住民が薬局の薬剤師による一般用医薬品等の適正な使用に関する助言や健康情報に関する相談、情報提供などの健康サポートを享受することができるようになる。究極的には、本プログラムを薬局の薬剤師が利用することにより、国民の健康管理・疾病予防やセルフメディケーションの推進、さらには医療費抑制が期待されると考える。 令和元年度は、下記の①~③の方針で、健康行動理論を基盤としたプログラムを構築した。 ①高齢者でも簡単に使用可能なスマートフォンを選定し、テレビ電話等によるテレコミュニケーションを組み合わせた健康サポートを実施するプログラムとする。 ②申請者らが考案したセルフメディケーション教育プログラム(Tomoya Tachi et al., Biol. Pharm. Bull., 2020)と同様に、住民が行うセルフメディケーション行動やその重要性に関する指導・説明を含める。 ③申請者らが明らかにした、薬局が実施している住民への健康サポートのサービスとして多かった項目[薬の飲み方や使い方など医薬品の適正使用に関する相談、食生活(食品・健康食品)に関する健康サポート、地域住民の健康増進等に寄与する健康支援や相談等のサービス](舘知也ら,医療薬学,2016)を中心とした内容とする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和元年度に予定していた「情報通信機器を活用した薬剤師による遠隔健康サポートプログラム」の構築を概ね終えることができた。そのため、本研究課題はおおむね順調に進展しているといえる。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定通り、「情報通信機器を活用した薬剤師による遠隔健康サポートプログラム」の有効性を検証する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和元年度に購入を予定していた統計ソフトのバージョンアップがされた後に、統計ソフトを購入する計画に変更した。バージョンアップされた後に統計ソフトを購入する予定である。
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