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2022 年度 実施状況報告書

過酸化された情報伝達物質である脂質の気管支喘息への関与および環境化学物質の影響

研究課題

研究課題/領域番号 19K10577
研究機関岡山理科大学

研究代表者

神林 康弘  岡山理科大学, 獣医学部, 教授 (20345630)

研究分担者 中村 裕之  金沢大学, 医学系, 教授 (30231476)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード大気粉塵 / 多環芳香族炭化水素類 / 気管支喘息 / 酸化ストレス / 環境化学物質
研究実績の概要

環境化学物質である多環芳香族炭化水素類や、酸化ストレスの指標とするスーパーオキシドの測定に使用するウミホタルルシフェリン類縁隊(MCLA)や、酸化ストレス下で生成する可能性のあるジアシルグリセロール(過)酸化物を合成するための種々の試薬(1-パルミトイル-2-リノレオイル-ホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン特異的ホスホリパーゼC、リポキシゲナーゼなど)などの実験に必要な試薬を揃えた。
また、環境化学物質(多環芳香族炭化水素類)による気管支喘息の症状の悪化と酸化ストレスの関連についての論文について調べた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究開始と同時に大学を異動してきた。
多くの講義や実習を担当する中、昨年度も責任教員となっている講義と実習が3つ追加された。
また、卒論研究(4-6年生対象、昨年度は6年生はいない)では本研究とは異なる研究を実施したり、多くの委員となっており、本研究に使用できる時間があまり取れなかった。
今年度は新たに追加される講義や実習はないので、今までよりは実験を行える予定である。

今後の研究の推進方策

初めに、ジアシルグリセロール(過)酸化物を合成する。
次に、好酸球様培養細胞からのスーパーオキシド産生に対する種々の多環芳香族炭化水素類の影響について検討する。
さらに、これに対してジアシルグリセロール(過)酸化物がどの様に影響するか検討する。
個々の多環芳香族炭化水素類だけでなく、数種の多環芳香族炭化水素類の組み合わせによる影響も検討する。

次年度使用額が生じた理由

現在までの進捗状況で述べたとおり、諸事情により本研究にかける時間があまり取れなかったため、次年度使用額が生じた。
メタノールやイソプロパノールなど、実験に必要な試薬を買い揃える。
日本予防医学会や日本衛生学会に参加し、情報を収集する。
論文検索の結果などをまとめて、総説等を発表する時に使用する。

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公開日: 2023-12-25  

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