研究課題/領域番号 |
19K10577
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
神林 康弘 岡山理科大学, 獣医学部, 教授 (20345630)
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研究分担者 |
中村 裕之 金沢大学, 医学系, 教授 (30231476)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 大気粉塵 / 多環芳香族炭化水素類 / 気管支喘息 / 酸化ストレス / 環境化学物質 |
研究成果の概要 |
大気粉塵に含まれる多環芳香族炭化水素類による気管支喘息の症状悪化への酸化ストレスの関与を証明するために実施する予定であった。大学の異動により使用する予定の機器がすぐに使用できる環境でなくなった。他大学で実施する予定であった実験も新型コロナウイルス感染症の影響で実施できなかった。必要な機器は譲り受けて揃えることはできたが、新設学部での講義や委員会等に時間を取られることにより実験は実施できなかった。
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自由記述の分野 |
予防医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
越境汚染や幹線道路沿線の大気粉塵による呼吸器への影響が問題となっている。本研究では、大気粉塵中に含まれる多環芳香族炭化水素類による気管支喘息の症状悪化に酸化ストレスが関与することを示し、酸化ストレスを抑制することにより気管支喘息の症状悪化の予防ができるのではないかと提案する予定であったが、諸事情により実験を実施することができなかった。酸化ストレスの関与として、脂質が酸化されて生成するジアシルグリセロール過酸化物や酸化物がPKCを活性化し、制御されない細胞内情報伝達が起こり気管支喘息の症状が悪化するという仮説を考えていた。
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