研究課題/領域番号 |
19K10590
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
村上 光一 国立感染症研究所, 感染症危機管理研究センター, 室長 (70446839)
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研究分担者 |
重村 洋明 福岡県保健環境研究所, その他部局等, 主任技師 (50761540)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | Escherichia albertii / 薬剤耐性 |
研究実績の概要 |
ヒト由来の本菌の特徴を解析するため、薬剤耐性試験、遺伝子型別による血清型別、培養法の改良等を行った。薬剤耐性試験 (アンピシリン、セフポドキシム、メロペネム、アジスロマイシン、クロラムフェニコール、ナリジクス酸(NA)、シプロフロキサシン、ストレプトマイシン(SM)、カナマイシン、テトラサイクリン(TC)、ホスホマイシン)を、国内分離株を対象に実施したところ、人由来株では、 7/27 株(NA・SM・TCのうちのいずれかまたは複数)に耐性が認められた。遺伝子型別による血清型別は型別不能の菌株が多く認められ、現在その原因を調査中である。さらに、培養法の改良を試みた。すなわち、従前の緩衝ペプトン水に依存する方法でなく、他の基礎培地を種々比較した。その結果、数種類の有力な候補が見つかった。添加物の種類や添加量について検討し、最適と思われる条件を設定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
フィールド調査が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
可能な限りフィールドワークが進捗するよう努力する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルス感染症の影響により、フィールドワークが進まなかった。
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