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2023 年度 実施状況報告書

ヒトパラインフルエンザウイルス3型の診断補助薬開発と予防・治療に向けた基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K10593
研究機関地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所

研究代表者

改田 厚  地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 微生物部, 主幹研究員 (50372131)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワードヒトパラインフルエンザウイルス3型 / マウス / 乳幼児 / 呼吸器感染症 / モノクローナル抗体
研究実績の概要

ヒトパラインフルエンザウイルス3型 (HPIV-3)の抗体作製を進めた。VeroE6/TMPRSS2細胞を用いて、臨床検体からHPIV-3を分離後、大量に調製した。ウイルスを精製後、マウス4匹に免疫した。得られたハイブリドーマの上清について、HPIV-3 を感染させた VeroE6/TMPRSS2細胞をホルマリン固定したものを抗原として、間接免疫蛍光法により産生抗体のスクリーニングをおこなった。間接免疫蛍光法で高い反応性を示したハイブリドーマについて、IgG 産生が確認された50クローンについて、その後の解析対象とした。in vitro において、中和試験をおこない、各クローンの中和活性を検討した。その結果、約7割のクローンが中和活性を示した。複数の臨床検体からHPIV-3株を分離した。それらを用いて、各クローン産生抗体の反応性の評価・検証を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

長期間にわたる新型コロナ検査対応のため、計画が当初予定よりも遅れている。

今後の研究の推進方策

抗体の性能評価に使用する HPIV-3 ウイルス株を複数分離済である。間接免疫蛍光法、immunoblot法により効率的に各クローンの産生抗体を評価する準備を整えた。

次年度使用額が生じた理由

研究期間延長のため。研究成果報告のために使用予定。

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公開日: 2024-12-25  

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