研究課題/領域番号 |
19K10616
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
塚原 照臣 信州大学, 医学部, 教授(特定雇用) (50377652)
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研究分担者 |
長谷川 航平 信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (40846242)
野見山 哲生 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (70286441)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | MOCA / 生物学的モニタリング / 個人曝露濃度 / 尿中代謝物濃度 |
研究成果の概要 |
1)作業環境中のMOCA濃度は、定量下限値未満だった。2)個人曝露濃度は、溶解MOCA取扱い作業者のみから検出された。3)尿中総MOCA濃度は、溶解MOCA取扱い作業者から検査のたびに検出され、かつ、連続作業最終日に向けて高くなる傾向がみられた。溶解MOCA取扱い作業者における個人曝露濃度は許容濃度の約1~4%程度だったが、尿中代謝物濃度は生物学的許容値の約10~30%だった。手袋に付着したMBOCA、手袋装着忘れによるチャンバー内のMOCA、が曝露源となり、相対的に、経気道吸収より経皮吸収の寄与が大きいものと考えらえた。
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自由記述の分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
溶解MOCA取扱い作業において、作業環境中の濃度が許容濃度以下の適切な範囲のものであった場合でも、経皮吸収の曝露経路により、週末にかけて体内に蓄積の可能性がある。よって、MOCA取扱い作業時においては経気道曝露対策のみならず、経皮吸収曝露に対しても注意を払う必要がある。
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