研究課題
2020年度は、2019年度に実施した意向調査およびアンケート調査の継続回収、データ入力(委託)、データクリーニング、データリンケージ、初期的な解析を実施した。現時点において、477人から調査参加の同意が得られ(本人による同意459人、代諾者による同意18人)、222人から不同意(本人による不同意187人、代諾者による不同意35人)が得られた。またアンケート調査票は470人から回答が得られた。本研究ではアウトカムの把握として、行政データのリンケージ使用を予定している。2019年度は研究参加への同意が得られた協力者について、特定健康診査データまたは後期高齢者健康診査データ(静岡県後期高齢者医療広域連合)、介護保険データ(介護保険認定情報、介護保険資格喪失情報、認定評価項目のうち日常生活自立度等)の取得を目指し、浜松市(健康増進課、介護保険課、国保年金課)、静岡県後期高齢者医療広域連合(浜松市経由)と調整を行った。調整の結果、2020年11月19日に浜松市市役所において記者発表を行い、新聞2紙(静岡新聞、中日新聞、いずれも2020年11月20日朝刊)に、本研究(2003年に開始した三ヶ日町研究をベースに、アウトカムを行政データとのリンケージにより把握するコホート研究)の記事が掲載され、本研究を市民に公表することができた。以上のような調整をふまえて、浜松市には対象者の同意書の写しとともにデータ抽出を依頼した。
2: おおむね順調に進展している
浜松市、静岡県後期高齢者医療広域連合の保有するデータ取得の調整が完了し、研究計画を市民に公表できた。
2021年度は厚生労働省に死亡小票の使用申請を行い、死亡データの収集を目指す。また現在までに得られたデータ(三ヶ日町研究、三ヶ日町アクティブエイジング研究)について様々な観点で解析を進める。結果は学会や学術誌において順次公表を進める。
最大の原因は、2020年度にオーストラリアメルボルンで開催が予定されていたInternational Epidemiological Association-World Congress of Epidemiology 2020にて発表予定(演題申込)していたが、新型コロナウイルス感染症感染拡大により延期となったことによる。当該学会は2021年度にオンライン開催が予定されている。
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