乳がん診断後の身体活動が高い女性では全死亡リスク・乳がん死亡リスクが減少し、身体活動を高く維持することが推奨される。乳がん初期治療後の運動介入プログラムが長期的身体活動に及ぼす影響を明らかにするためランダム化比較試験でコントロール群、教育群(最低1回の医療者による運動の重要性に関する対面講義と実践を伴う運動指導)、運動群(3回/週のスポーツジムへの4カ月間の通所)を比較した。342例の解析結果、12カ月時点の余暇の身体活動量が5METs/w以上の割合はコントロール群で53%、教育群で62%、運動群で54%であり有意差を認めなかったが教育群で高い傾向を認めた。
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