研究課題
本研究は、出生前向きコーホートを用いて、生後早期の過剰な体重増加や肥満が学童期・青年期の喘息を増加させるかを明らかにすることを目的とした。小児の肥満とアレルギーに関連する可能性がある臍帯血中のアデイポサイトカインの測定を行った。アレルギー評価を目的に9-11歳の医学的調査で採血を実施し、抹消血中IgEなどを測定した。出生コーホートの参加者について体格や肥満の評価を目的として16、17歳の学校検診記録から測定日、身長、体重の測定データを郵送法で収集した。またアレルギーの評価を目的として小児喘息アレルギー調査ISAAC (International Study of Asthma and Allergies in Childhood)調査により親の回答から17歳の喘鳴、皮膚炎、鼻結膜炎の有訴の有無の情報を得た。調査票は1787件を発送して、令和3年度までに855件(回収率47.8%)を回収した。研究成果として幼児期、学童期、青年期と継続して評価した肥満と喘鳴の関連と、アウトカムと血中物質の関連について報告を行う。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
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