研究課題/領域番号 |
19K10645
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
笹澤 吉明 琉球大学, 教育学部, 准教授 (50292587)
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研究分担者 |
姜 東植 琉球大学, 工学部, 准教授 (00315459)
小林 稔 文教大学, 教育学部, 教授 (70336353)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 睡眠 / 児童 / 親子 / 介入研究 / 睡眠改善アプリ / eラーニング / 睡眠教育 / 睡眠日誌 |
研究成果の概要 |
睡眠改善アプリを小学生に介入し睡眠習慣及びメンタルヘルスの改善が得られるか検討した。対象は沖縄県内の小学生309名で、介入群243名、対照群66名であった。睡眠改善アプリは、就寝・起床時刻、生活習慣を記録する睡眠日誌機能と、睡眠科学・医学を学べるeラーニング機能がバンドルされている。睡眠日誌機能は1週間毎に、睡眠改善のアドバイスのフィードバックが行われ、関連するeラーニングの教材が示される。4週間に亘る睡眠改善アプリの介入の前後に、質問紙調査を行ない介入の効果を検討した。その結果、対照群には有意な変化は見られなかったが、介入群は睡眠の規則性及び睡眠の質が有意に改善し、自尊感情も有意に改善した。
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自由記述の分野 |
公衆衛生学、睡眠科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人は大人も子どもも先進国で最も睡眠時間が短く、睡眠後進国と言われる。本研究は、多くの児童に睡眠を介入するため、ICTを活用した睡眠改善アプリを作成した。睡眠教育に必要な、睡眠行動をモニタリングする睡眠日誌機能で睡眠行動を分析し、睡眠改善のアドバイスのフィードバックを行い、並行してeラーニングによる睡眠の授業を行い、児童の睡眠リテラシーの向上も試みた。その結果、児童は睡眠リテラシーが向上し、エンパワメントされ、睡眠行動が変容し、学力やメンタルヘルスが向上した。日本の児童への睡眠教育のポピュレーションアプローチとして、睡眠改善アプリの有用性のエビデンスが得られたことは学術的意義が大きい。
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